日本のGDPを上回る資産を抱える米資産運用大手のBlackRockが、化石燃料関連企業向けの金融リスクを十分評価しない投資を続けてきた結果、資産価値下落と機会損失コストを合わせて推計約900億㌦(約9兆9000億円)の損失を出した、と指摘する報告書が公表された。損失の75%はExxonMobilなどの4大エネルギー企業への投資で占められるほか、ポートフォリオのパッシブ運用での低炭素投資戦略が他の資産運用大手に比べて不備、などと指摘している。
報告書をまとめたのは非営利の米民間シンクタンクの「 Institute for Energy Economics and Financial Analysis (IEEFA)」。報告書は 「Inaction is BlackRock's Bigg……
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