米指数開発プロバイダー大手のMSCIは、スイスの気候リスク・データプロバイダーの「カーボン・デルタ(Carbon Delta:CD)」社を買収した。CDは気候変動のシナリオ分析に活用するCarbon Value at Risk(CVaR)モデルの開発で知られる。MSCIは気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に沿ったシナリオ分析サービス提供力を強化する。
カーボン・デルタ(CD)社は2015年の設立。金融安定理事会(FSB)のTCFD提言が示す企業の気候変動による物理リスク、移行リスクを評価するCVaRの開発で知られる。MSCIのスイス法人、MSCI BarraがCDを吸収する形で傘下に置く。同社のスイス拠点は、気候変動リスクの開発に集中したMSCIの「気候リスクセンター……
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