企業のCSRやESG評価等を踏まえて融資する「サステナビリティ・リンク・ローン（SLLs）」が急増している。北米のシンジケートローン取引協会（LSTA）によると、今年1月から9月半ばまでのSLLsの総額は830億㌦（約9兆円）で、同期間中のグリーンローンを合わせた合計額の9割を占めたという。前年比約2.3倍増になっている。

 

　SLLsは、2018年も総額364億㌦で前年比伸び率は677%増と急拡大した。その勢いを今年も引き継いでいるわけだ。今年3月には、LSTAとLMA（Loan Market Association）、APLMA（Asia Pacific Loan Market Association）の3団体が共同で、「サステナビリティ・リンク・ローン原則（SLLP）」を制定したこ……

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