HOME8.温暖化・気候変動 |英イングランド銀行、銀行と保険会社の気候関連リスクへの対応力(レジリエンス)評価のためのシナリオ分析BESフレームワーク作りへ。来年中に構築し、2021年に開示(RIEF) |
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 英イングランド銀行は、銀行と保険会社が自らの抱える気候関連リスクへのレジリエンス(強靭性)が十分かどうかを評価する「隔年探求的シナリオ(Biennial Exploratory Scenario:BES)」フレームワークを構築すると公表した。移行リスクと物理リスクに対する金融機関の対応力をテストするもので、2020年下期にBESフレームワークを仕上げ、2021年にテスト結果を公表する。日本の金融当局の対応はどうか。

 

 BESの対象は、保有資産の多い主要銀行と保険会社を対象とすると同時に、金融システム全体の気候レジリエンスについてもテストする。気候リスクは数十年かけて顕在化するが、気候対応行動を今のうちに実施すれば、将来の関連リスクに反映させることが可能になる。したがって、同行は「気候リ……

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