
フランス中央銀行のフランシス・ビルロワドガロー(François Villeroy de Galhau)総裁は、TCFD提言に基づく金融機関の気候リスクを推計するシナリオを3月にも公表し、それに基づくストレステストを12月に実施するとの方針を明らかにした。対象となる金融機関はフランス国内の銀行と保険会社。英国も同様のストレステスト実施を予定しており、欧州の主要中銀による気候リスクチェックは本格化することになる。
ビルロワドガロー総裁はこのほど行ったスピーチで、気候変動を2020年の中央銀行としての優先課題と位置付けた。フランス中央銀行と、銀行・保険会社を監督するACPR(健全性監督機関)と共同で設立した気候・サステナブルファイナンス委員会(CSFC)によって、金融業界のグリーン化を推……
申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。