オーストラリアの大手銀行ANZ bankは、カンボジアで融資した砂糖製造企業が引き起こした砂糖キビ・プランテーションでの住民の強制移住問題等への補償金の支払いで合意した。OECDの人権苦情処理システムに被害住民・家族や内外の人権NGOが申し立て、長年にわたる交渉の結果、このほど合意にこぎつけた。海外での融資で、銀行が融資先の社会的責任に絡んでOECD手続きの中で「融資責任」を認め、補償金を支払うのは初のケースと思われる。
(写真は、人権侵害問題を引き起こしたカンボジアのPPS社の砂糖製造工場)
問題の融資は、 ANZ(Australian and New Zealand Banking Group L……
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