英中央銀行のイングランド銀行(BOE)総裁に就任するアンドリュー・ベイリー(Andrew Bailey)氏は4日、英下院財務委員会の公聴会に出席した。新型コロナウイルスの感染拡大で景気下支えの金融政策発動の姿勢を打ち出す一方で、量的緩和政策(QE)で市場から買い入れる社債の対象から、化石燃料企業の債券を除外することを求める要請について、財務省と早急に協議する姿勢を強調した。これまでのBOEの姿勢を一歩進めた形だ。
(写真は、英下院公聴会で説明するベイリー氏)
ベイリー氏は、気候温暖化対策のTCFD提言を推進したマーク・カーニー氏の後任として16日に総裁に就任する。同氏は公聴会で、世界に広がりをみせてい……
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