HOME |英裁判所(高等法院)。英政府のネットゼロ政策による「炭素予算達成計画(CBDP)」はCCS利用の実効性情報等の不足で、排出削減に資するか不明として「違法判断」(RIEF) |
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写真は、高等法院の判決での勝利を伝えるFriends of Earth UKのサイトから)

 

 英国の裁判所の高等法院(High Court)は、英国政府がネットゼロ達成のためとする気候対策の炭素予算達成計画(CBDP)は、温室効果ガス(GHG)削減に整合する十分な証拠がないとして、政府の政策を違法と認める判決を示した。原告の環境NGOらが、政府の計画はCCSの大規模利用等に基づき、その実効性に疑問があるとして訴訟を起こしていた。判決はその疑問を認定した形だ。同法院は2年前にも、政府の同計画の「違法性」を指摘していた。今回、政府の修正案も改めて「違法」と判断されたことで、英政府のネットゼロ政策の不備が明確化する形だ。英司法の判断を、石炭火力発電のアンモニア混焼とCCSの利用を前提とする日本のグリーント……

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