HOME |国際的環境NGO「スティール・ウォッチ」。日本の鉄鋼業界の脱炭素化加速のため、「直接還元鉄(DRI)」方式を活用し、「製鉄工程」と「製鋼工程」分離案を鉄鋼業界に提案(RIEF) |
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   日本の産業部門からのCO2排出量の約4割を占める鉄鋼業界の排出削減に、海外から直接還元鉄(DRI)による鉄源を輸入して製鋼する案を、国際的環境NGOが日本の鉄鋼業界向けに提案している。還元鉄は日本の鉄鋼メーカーも取り組んでいるが、カナダの場合、豊富な鉄鉱石の生産に際して、再エネ利用で還元して生産し、それを日本等の鉄鋼消費国に製鋼用として輸出する考えだ。いわば、製鉄工程と製鋼工程の分離で、カナダはDRIを使った鉄鉱石の輸出競争力を高め、日本等の輸入国ではDRIによる鉄源を原料に製鋼することで、CO2排出量を削減し、高品質の鉄鋼製品の製造を維持できるとしている。環境NGOが鉄鋼会社に脱炭素化技術を提案するのは珍しい。

 

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