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破綻地方住宅公社の開発跡地をメガソーラーに転用 (各紙) 水戸で 3万キロワット、北関東で最大級に

2012-10-05 06:43:57

イメージ:市原市に建設されたメガソーラー(ユース・プランニングセンター提供)
イメージ:市原市に建設されたメガソーラー(ユース・プランニングセンター提供)


各紙の報道によると、再生可能エネルギーのコンサルティングを手掛ける、くにうみアセットマネジメント(東京・千代田)は水戸市に北関東最大級の大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設する。出力は3万キロワットで、投資額は100億円近くに達するとみられる。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用し、東京電力に売電する。2014年春の稼働を目指す。

関係者によると、建設予定地はJR水戸駅から北西に約15キロメートルの住宅団地、水戸ニュータウン。経営破綻した茨城県住宅供給公社が保有していた水戸市と茨城県城里町にまたがる未分譲地約90ヘクタールを清算人らを通じて取得する契約を結んだ。通常よりも割安で購入するもようだ。


 13年3月以降に建設工事を始め、平たんな約50ヘクタールの場所に太陽光発電パネルを敷き詰める。一般家庭約8千~9千世帯分の電気をまかなえる見通し。




 実際の事業は同社が設立した別会社が手掛ける。建設にあたっては国の補助金も活用する。住宅などが近接しているため、景観などの観点から緑地帯を設けることも検討する。水戸市も5日、今回の事業を市議会に報告する予定だ。




 くにうみアセットマネジメントは再生可能エネルギーの普及を進めるために設立。日本IBMやNTT西日本などが岡山県で計画する国内最大級のメガソーラーの建設プロジェクトにも参加している。




 再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が始まってから、北関東でもメガソーラーの建設が相次いでいるが、今回は1カ所での計画としては最大規模とみられる。