HOME1. 銀行 |大和証券、ミャンマーでマイクロファイナンス事業に進出。現地企業と合弁設立。個人起業家や零細企業支援の社会的ニーズ対応に加え、収益性も魅力。将来は、「フルレンジの金融サービス」提供を予定(RIEF) |

大和証券、ミャンマーでマイクロファイナンス事業に進出。現地企業と合弁設立。個人起業家や零細企業支援の社会的ニーズ対応に加え、収益性も魅力。将来は、「フルレンジの金融サービス」提供を予定(RIEF)

2019-11-14 14:07:12

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 大和証券グループは、ミャンマーでマイクロファイナンス事業に進出する。現地企業とマイクロファイナンスの合弁会社「DO-Microfinance(DO MFI)」社を設立し、現地の住民や中小企業、起業家向けの少額融資を展開するとしている。

 

 マイクロファイナンスは、バングラデシュのグラミンバンクが有名。無担保で現地の個人や中小企業、起業家等に融資し、生活支援と小規模事業を支援するもの。コミュニティ直結型なので、担保無しでも不良債権化が少ないことと、先進国に比べて高い金利収入を確保できる魅力がある。

 

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 合弁会社のDO MFIは、大和証券が100%出資するRoots Capitalと、電気製品の販売等で日本企業との関係も深い現地の「OKミャンマー」社との共同出資で設立した。新会社は、OKミャンマーが手掛けてきた少額融資の営業網を引き継ぎ、活動規模を拡大する。合弁会社には大和が役員を数人派遣して経営にあたるという。

 

 同社は当面は、これまで同様に個人向け等の少額融資を提供する。将来は都市部や地方の顧客層を対象とした「振るレンジの金融サービス」の提供も目指すとしている。

 

 大和はこれまでミャンマーで、現地の金融機関と合弁で証券会社を設立したほか、2015年に開業したヤンゴン証券取引所の出資者にも、日本取引所グループなどとともに参加している。また今年夏には、太陽生命保険と共同で現地のベンチャー企業に投資するファンドも設立している。

 

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 大和にとって、今回のマイクロファイナンス事業への進出は、これまでのミャンマーでの金融市場育成活動の一環である一方で、新たな成長市場でのビジネス機会の拡大を目指すものといえる。いわば「SDGsファイナンス」だ。

 

 ミャンマーに限らず、東南アジア等では、銀行口座を保有できない低所得層向けに、少額資金を貸し付けるマイクロファイナンス事業が広がっている。ミャンマーの場合、上限金利は28%まで設定できることから、リスク管理をしっかりすれば、収益性を高めることも可能になる。

 

 合弁を組むOKミャンマー社は、現地でエアコンや業務用冷蔵設備などを中心に販売しており、日本のパナソニック、日立等の製品を扱っている。また独自のブランドの製品も開発している。

https://www.facebook.com/domicrofinance/

 

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20191114&ng=DGKKZO52116070T11C19A1EE9000

https://www.okmyanmar.com/