欧州委員会は新型コロナウイルス感染対策での緊急対応を優先することから、フォンデアライエン委員長が2020年の最優先課題として提唱している「欧州グリーンディール(EGD)」政策を見直し、一部を先送りする方向で調整していることがわかった。サステナブルファイナンス戦略の改定や、2030年の気候目標計画等は維持するものの、気候適応戦略や森林戦略等は2021年に先送りの方向という。
(写真は、欧州委員会のフォンデアライエン委員長㊧と、ティマーマンス副委員長㊨)
EGDは昨年12月に、フォンデアライエン委員長が公表した。2050年のEU全体の温室効果ガス排出量をネットゼロにする目標を実現するため、2030年の排出削……
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