HOME |フォンデアライエン欧州委員長、EUの温室効果ガスの2030年目標「55%減(90年比)」表明。カーボン国境調節メカニズム導入も強調。グリーンボンドEU債発行は2250億ユーロ規模(RIEF) |
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   EUのフォンデアライエン欧州委員長は16日、欧州グリーンディール(EGD)が目指す2050年の温室効果ガス排出量ネットゼロ目標の中間点となる2030年目標を現行の40%減から引き上げ、55%削減(90年比)にすると表明した。同時に排出規制が十分でない域外国に対して「カーボン国境調節メカニズム(CBAM)」を導入するとした。EGDを含む欧州復興計画資金7500億ユーロのうち、30%相当の2250億ユーロ(約28兆1200億円)をグリーンボンド発行で調達することも言明した。

 

 ライエン氏はブリュッセルの欧州議会で開いた一般教書(State of Union)演説で発言した。EU内で交渉が続いてきた「中間目標の改正」について、「われわれのインパクトアセスメントによれば、55%の中間目標は……

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