HOME5. 政策関連 |国際通貨基金(IMF)ゲオルギエヴァ専務理事、欧州委員会提案の「カーボン国境調節メカニズム(CBAM)」支持を表明。温暖化対策に積極的な国とそうでない国の調整が国際課題に(RIEF) |
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  国際通貨基金(IMF)専務理事のクリスタリナ・ゲオルギエヴァ氏は、EU欧州委員会のウルスラ・フォンデアライエン委員長が気候変動対策が不十分な国からのEUへの輸入に対してカーボン税などの国境調節メカニズム(CBAM)を課す考えを示したことを支持した。欧州委員会は2030年のEUの温室効果ガス(GHG)削減目標を90年比55%削減に引き上げるとともに、削減努力を強いられるEU企業の競争力を確保することを目指す。米国、中国を念頭に置いているとされるが、日本企業も対象になる。

 

 欧州委員長は現行のEUの2030年削減目標(40%削減)から、55%に引き上げるとした。EUは2050年ネットゼロ目標を達成するには、30年目標の引き上げは不可避としている。しかし、……

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