HOME8.温暖化・気候変動 |EU欧州議会、2030年のEUの温室効果ガス削減目標「60%削減」案を賛成多数で可決。欧州委員会の55%案を上方修正。閣僚理事会と調整へ。年末のEU首脳会議が焦点に(RIEF) |
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 EUの欧州議会は6日、EUが掲げる2030年の温室効果ガス(GHG)削減目標を現行40%削減(90年比)から削減割合を5割強化する60%に引き上げることを賛成多数で採択した。EUの政策決定は欧州議会と閣僚理事会の協議で決定するので、最終決定ではないが、欧州委員会が目指した55%への引き上げをさらに上回るハードルを議会が採択したことで、EU域内での調整が焦点になってきた。

 

 6日の議会は、欧州委員会提出の欧州気候法案(European Climate Law)を審議。その中で2030年のGHG削減目標の改定案を、当初案の55%削減から5%さらに引き上げる60%削減案が示された。同案への賛成は352票、反対が326票、棄権18票で賛成票が過半数を上回った。議会決定結果は閣僚会議に付託される……

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