HOME8.温暖化・気候変動 |欧州委員会、サステナブルファイナンスのタクソノミー法制化作業(クライテリア法案)一時中断。天然ガスの扱いで10カ国が異議申し立て。専門家グループに「追加作業」要請(RIEF) |
EUcommissionキャプチャ

 

 欧州委員会は、サステナブルファイナンスの軸として示すタクソノミーのうち、天然ガス等のトラジション(移行)活動の扱いについて、専門家グループ機構に、再調整を要請した。昨年後半に公表したタクソノミーの法制化案(Delegated Act)に対し、10加盟国が天然ガスの基準化厳しすぎるとしてガイドライン化を拒否する要請を示したため。専門家グループは3月半ばまでに、修正案をまとめる予定。脱炭素社会への移行に際して、化石燃料だがCO2排出量が石炭より少ない天然ガスをどう中間的に扱うかが問われる形だ。

 

 焦点になっているのは、昨年7月に成立したタクソノミー規則に基づき、気候変動の緩和と適応両分野のサステナブルな経済活動を評価する技術スクリーニング・クライテリアをガイドラインとして法制化する法案の扱……

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