訪欧中のジョン・ケリー米気候特使は10日、フランスでマクロン大統領らと会談した。同氏は世界の主要排出国に向け、気候対策での「重要な決断」を求めた。同氏はマクロン氏が米国と排出削減だけでなく、目標達成のために必要な手段でも協働したいと述べたことを紹介した。同手段について、仏財務相のブリュノ・ル・メール氏は「米欧共通タクソノミー」の設定と、カーボン国境調節メカニズム(CBAM)を提案した。
ケリー氏が「重要な決断」を求めた世界の主要排出国は、4月22、23日に米国が主催する「気候リーダーズサミット」に参加を要請されている、米、欧、中、日等の20カ国を想定している。これらの20カ国で世界の温室効果ガス排出量の81%を占める。
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