HOME |英国、独自の排出権取引制度「UK-ETS」、排出枠の初入札実施で始動。電力、ボイラー、航空機等を対象。今年の排出規制枠は1億5600万㌧(RIEF) |
UKETSキャプチャ

 

  英国は19日、EUから離脱後に独自で運営する英排出権取引制度(UK-ETS)の実質稼働となる初の排出枠の入札を実施した。同制度は1月に制度としてはスタートしたが、入札実施で本格的に始動したことになる。排出枠の入札は原則、2週間ごとに実施し、今年中に8300万㌧分を配分する。今年の総量規制枠のほぼ半分を供給することになる。

 

 排出権取引制度の対象事業は、発電、ボイラー等による燃焼量が20MWを超える事業活動(自治体の廃棄物処理場等を除く)。また英国国内航空及び英国発EU等の欧州経済圏へ向かう航空便(航空会社を問わず)も含まれる。これらに該当すると事業を継続するうえで、温室効果ガス排出量の許可が必要になる。北アイルランドは離脱後もEUのルールが適用されることから、同地域の電力会社はEU-……

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