HOME |EUが検討中の「カーボン国境調整メカニズム(CBAM)」原案判明。対象産業は鉄鋼等の炭素集約型産業と明記。2023年から段階的導入。輸入業者が認証取得(RIEF) |
Eu001キャプチャ

 

 EUが気候変動対策で、域内での温室効果ガス排出規制と同等の削減コストを輸入品に求めるカーボン国境調整メカニズム(CBAM)の原案が明らかになった。欧州メディアが欧州委員会の提案として報じた。対象となる産業は、EUとしてCO2排出量削減の一段の削減を求める炭素集約型産業が中心になる。実施時期は、2023年から段階的に導入する方向としている。

 

 報道によると、原案作成作業を担っている欧州委員会は7月14日にCBAM原案を提案するとしている。EUでは、その前日に欧州理事会の経済財政理事会を予定している。同理事会を含めて、実質的に今年前半の主要な審議がすべて出そろった後にCDAM原案を示すことで、今年後半以降に実質的な検討に入ることになる。

 

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