HOME |国際決済銀行(BIS)事務局長、市場ベースの「グリーン」評価や、ESG格付の不十分性を指摘。政策対応として「気候移行タクソノミー」開発や投資家向けの基準開発等を提言(RIEF) |

 

 国際決済銀行(BIS)事務局長のアグスティン・カルステンス(Agustin Carstens)氏は2日、金融市場で使われるグリーンラベルやESG格付は必ずしも十分な環境評価ができておらず、「グリーンウオッシング」のリスクがあると警告した。同氏はESG市場が「グリーンバブル」にならないようにするために政策当局者が取るべき対応として①気候移行のタクソノミーの開発②投資家がグリーンの環境利益を理解できる基準の開発③実際の環境利益を確認できる認証・検証プロセスの開発、の3点を提案した。

 

 BISが2日開いたセミナーで発言した。同氏は「気候危機は本来、中央銀行や金融当局が主要な責任を負うものではない。だが問題の性格上、世界中の中央銀行当局は次第に気候変動に対する行動は最重要であることを理解するよ……

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