HOME |金融当局の「金融システムグリーン化ネットワーク(NGFS)」、気候シナリオ「フェーズ2」公表。「2050年ネットゼロ」でエネルギーでの再エネ比率7割。30年のカーボン価格160㌦(RIEF) |
NGFS001キャプチャ

 

  中央銀行や金融監督当局で構成する「金融システムグリーン化ネットワーク(NGFS)」は7日、「気候シナリオ」の改定版(フェーズ2)を公表した。「2050年ネットゼロ」達成のシナリオが進むと、第一次エネルギーに占めるグローバルな再生可能エネルギー比率は約70%に達する。また、そうした再エネ投資を推進するために今後10年間でカーボン価格はトン当たり160㌦(約1万7000円)と現状の3倍に上昇するとしている。

 

 NGFSは昨年6月に最初のシナリオ(フェーズ1)分析で、ネットゼロに向かう「Orderlyシナリオ」、対策が遅れる「Disorderly」シナリオ、対策をとらないため物理リスクが顕在化する「Hot house World」の3つのシナリオをベースに、それぞれに2つの選択肢を設けた合計6つのシナリオを設……

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