EUが目指す2026年からのカーボン国境調整メカニズム(CBAM)の導入により、EU排出権取引制度(EU-ETS)での対象産業への排出枠の無償配分が廃止される(排出削減強化)こと等で、2030年時点でのEUの温室効果ガス排出量は14%削減できるとする試算が公表された。CBAMにより対象輸出国の排出量も全体で0.3%削減できるとしている。EUはこれまでの2030年目標を40%から55%削減(90年比)に引き上げを決めたが、CBAMの導入により、ほぼ引き上げ相当分を削減できることになる。
試算はポーランドのシンクタンク「Polski Instytut Ekonomiczny (PIE):Polish Economic Institute」による。PIEは欧州委員会が今月14日に公表した「……
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