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電気代上乗せ、平均月87円 再生エネ買い取り原資 (各紙)

2012-06-18 23:20:02

経済産業省は18日、7月1日から始まる再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度について、価格の詳細を決めた。買い取りの原資となる家庭・企業の負担分は、一般的な家庭(電気料金が月7000円)で全国平均月87円となった。ただ、現行制度に基づく太陽光発電の原資も同時に支払うため、地域によって75~111円と幅が出る結果となった。


 固定価格買い取り制度は太陽光や風力など5種類のエネルギーで発電した電気を、一定期間国が決めた固定価格で電力会社が買うしくみ。買い取りの原資は電気料金と合わせて家庭や企業が負担する。




 毎月の電気料金に上乗せする負担額は、制度が始まる7月から来年3月末までで1キロワット時あたり0.22円となる。さらに現行制度に基づく太陽光発電の原資である付加金を加え、毎月の電気代から徴収するしくみだ。




 再生エネルギーの買い取り価格と期間も正式に決定した。当初予定通り、1キロワット時あたり太陽光(10キロワット以上)は42円、風力(20キロワット以上)は23.1円、地熱(1.5万キロワット以上)は27.3円となった。