欧州委員会は、2021~2027年の中期予算枠組み(MFF)期間での域内のインフラ投資を「気候耐性(Cliamte Proof)」とするための新たな技術ガイダンスを採択した。インフラ投資の開発プロセスに、気候緩和、同適応を2つの柱として盛り込むとともに、それぞれについてスクリーニングと詳細分析の2段階のフェーズで検証する手順だ。気候変動の影響で欧州でも先月半ばに、大規模な洪水被害が発生したが、今回のガイダンスに照らして「気候耐性」が確保されないインフラ事業は再設計を求められる。
(写真は、2021年7月中旬にドイツ等で発生した洪水で破壊された橋梁の状況)
EUは2030年の温室効果ガス排出量の5……
申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。