HOME |バイデン米大統領、途上国の気候対策向けの拠出額を4月の公約から倍増させ、年114億㌦に引き上げを宣言。国連総会で。環境NGOらからは「不十分」との批判も(RIEF) |
Biden003キャプチャ

 

 バイデン米大統領は21日、国連総会で演説し、気候変動対策で途上国向けに供給する米国の負担分を2024年まで毎年114億㌦に引き上げると宣言した。米国はトランプ前政権時代に、途上国向けの分担資金を大幅にカットしていたが、バイデン氏は今年4月、57億㌦への増額を宣言していた。今回、その公約額を倍増させるとした。

 

  途上国の気候対策を支援するため、先進国は2009年のCOP15(コペンハーゲン会議)で年1000億㌦の資金供給を公約した。ただ、実際の資金供与額は2019年が過去最高の796億㌦で、1000億㌦の水準には一度も達していない。OECDの推計では2013年以降の全供与額は4635億㌦で年平均662億㌦。

 

 米国はオバマ政権時代に、国連の……

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