中央銀行や金融監督当局等で構成する「金融システムをグリーン化する金融当局ネットワーク（NGFS）」は3日、気候変動や環境リスクに対して金融システムを強靭化することを誓う「NGFSグラスゴー宣言」を公表した。宣言では、NGFSが開発した気候シナリオのさらなる改善のほか、気候評価を金融政策の戦略やフレームワークへの盛り込みの強化、気候情報ギャップの解消等を掲げた。NGFSには日本の金融庁、日銀も参加しており、日本の金融システム、金融監督のグリーン化が進むことが期待される。

 

　NGFSは英グラスゴーで開催されている国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議（COP26）に合わせて、パリ協定の目標達成のために金融システムのグリーン化を強化する必要を訴えた。NGFSは各国当局による自主的なネット……

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