HOME9.中国&アジア |中国・上海市、市全体のビルからの温室効果ガス排出量に上限を定める「総量規制」導入へ。2025年。中国で都市のビル対象にしたGHG総量規制を取り入れるのは初めて(RIEF) |
Shanghi001キャプチャ

 

  上海市の上海市住房和城郷建設管理委員会は、市内のビルから排出される温室効果ガスの総量を削減する規制を導入することを明らかにした。2025年から実施し、年間45MtCO2eの排出量に制限する。中国の都市で、市内全域を対象に建物・ビルの排出量に総量規制を課すのは初めて。中国は2030年に国全体で温室効果ガスの排出量をピークアウトさせるとしているが、上海市ではピークアウトを2025年に前倒しする。

 

 上海ではこれまでも都市化の進展に伴って増大するビルからの温室効果ガス排出量の削減取り組みを推進してきた。2013年から18年にかけては、上海市中心城区の西部に位置する長寧区(Changning District)を対象として、街区全体のビルからの排出量抑制を目指す省エネ化のモデル事業を展開した……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン