HOME |伊・エネルギー大手EnelのCEO、カーボン回収貯留(CCS)技術に否定的見解。「10年も取り組んできたが機能しない。もう止めるべき」「CO2排出自体を減らすことが基本だ」(RIEF) |
Enel001キャプチャ

 

  イタリアのエネルギー大手EnelのCEOが、化石燃料産業が脱炭素化の手段とみなすカーボン回収貯留(CCS)技術の活用に否定的な見解を示した。「過去10年間、CCSの活用に取り組んできたが、(今も)機能しない。ビジネスルールとして、もし技術が5年以内に見通しが立たないならば、やめるのが望ましい」。CCSについては、回収したCO2を素材等に加工する「利用」を含めたCCUSの開発を日本政府も力を入れている。だが、エネルギー産業の実務家トップの「現実的な発言」は重い。

 

 CCSについて技術的課題の「重さ」を指摘したのは、EnelのCEOのFrancesco Starace氏。「Sustainable Future」と題したインタビューシリーズに登場し、キャスターのKaren Tso氏との……

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