イタリアのエネルギー大手EnelのCEOが、化石燃料産業が脱炭素化の手段とみなすカーボン回収貯留(CCS)技術の活用に否定的な見解を示した。「過去10年間、CCSの活用に取り組んできたが、(今も)機能しない。ビジネスルールとして、もし技術が5年以内に見通しが立たないならば、やめるのが望ましい」。CCSについては、回収したCO2を素材等に加工する「利用」を含めたCCUSの開発を日本政府も力を入れている。だが、エネルギー産業の実務家トップの「現実的な発言」は重い。
CCSについて技術的課題の「重さ」を指摘したのは、EnelのCEOのFrancesco Starace氏。「Sustainable Future」と題したインタビューシリーズに登場し、キャスターのKaren Tso氏との……
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