HOME8.温暖化・気候変動 |今夏、スタートした中国の全国版の排出権取引制度(C-ETS)、現行の電力事業だけでなく、来年中にアルミニウムとセメント部門を追加対象に。対象排出量は合計で60億㌧に拡大(RIEF) |
shanghaiキャプチャ

 

 中国は今年夏に始動させた中国版排出権取引制度(C-ETS)の追加対象セクターとして、アルミニウムとセメント部門を選び、2022年中にも制度を拡大する方針であることがわかった。現在、対象となっている電力事業の取引が順調に推移していることを踏まえ、対象セクターの拡大を前倒しする。2セクターのCO2排出量は年間合計20億㌧と推計され、電力市場と合わせると60憶㌧分をカバーすることになる。

 

 (写真は、今年7月のC-ETSの取引開始時の上海環境エネルギー取引所の様子)

 

 中国からの報道によると、ETSの範囲拡大は上海環境エネルギー取引所会長のLai Xiaoming氏が広州市で開いた気候会議の席上、明らかにした。中……

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