HOME8.温暖化・気候変動 |米金融安定監督評議会(FSOC)。年次報告で、金融システム安定を保つ上で、気候関連金融リスクと脆弱性への対応を「優先課題」に設定。気候金融リスクの情報開示促進を求める(RIEF) |
FSOC0011キャプチャ

 

 米金融安定監督評議会(FSOC)は、このほど公表した年次報告書において、気候関連金融リスクと脆弱性の評価を高め、金融監督業務に盛り込むことを「優先課題」の最初にあげた。FSOCとして同リスクへの対応の重要性を強調した。メンバーの各金融規制当局に向けて、投資家や金融機関が、気候関連金融リスクを投融資判断に際して考慮することに資する情報開示の促進を求めた。気候リスクへの取り組みを米金融システム安定の必要要件として位置付けた形だ。

 

 FSOC(Financial Stability Oversight Council : Council)はリーマン危機後に成立したドッド・フランク法により2010年7月創設された。米金融システムの安定を阻害するリスクを検証・評価し、各金融規制当局の取り組みに反……

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