中国が今年7月から実施した全国規模での排出権取引制度(C-ETS)の12月末の累計成約量は1億4000㌧、成約金額は58億200人民元(約1044億円)だったことがわかった。中国生態環境部が明らかにした。同部は、企業の排出削減意識が高まり、市場の活発度が着実に上がっていると評価している。
中国の全国版の排出権取引制度は、今年7月16日に始まった。対象企業は電力会社のみで、「CO2排出権取引管理弁法(試行)」によると、全国CO2市場の最初の排出削減義務の履行段階は2021年1月1日から12月31日まで。発電業界の2162の重点排出事業者が参加し、年間約45億㌧のCO2排出量をカバーしている。
カーボン取引価格は当初、CO2で1㌧当たり48……
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