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地球温暖化で米加州の海表面、今後20年間で最大30センチ上昇 (Bloomberg)

2012-06-25 11:46:45

californiadata
６月22日（ブルームバーグ）：地球温暖化で米カリフォルニア州の海表面が今後20年間で最大約30センチメートル上昇する可能性がある、との報告を米国学術研究会議が発表した。空港、高速道路、港湾、住宅が危機にさらされるリスクが高まる。

最も上昇リスクが高いのはメンドシーノ岬の南側で、2030年までに４－30センチ、50年までに約60センチ上昇する可能性がある。土地が隆起しているオレゴン、ワシントン州では海表面の上昇幅もやや小さくなりそうだ。大きな地震が起きると、予想も修正される。

気候変動で暴風の発生件数も増える見通し。同報告をまとめた委員会の委員長、ジョンズ・ホプキンス大学のロバート・ダリンプル教授（土木工学）は22日の電話会議で「海に近い地域や海抜が低い地域は脆弱（ぜいじゃく）だ」と述べた。

同報告は太平洋沿岸州の当局の要請によってまとめられたもので、メンドシーノ岬南側で今世紀末までに167センチ以上、海表面が上昇する可能性も指摘した。

過去の事例が続くと、今世紀末までの沿岸部の崖の浸食は10－30メートルに達し、「海表面の上昇速度が上がり波が大きくなると浸食率は大幅に上昇する可能性がある」と述べた。

 

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M65BSU6S972801.html