米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の気候対応への姿勢に環境派等から疑問の声があがっている。バイデン政権は同議長の再任を決め、先週、上院銀行委員会で指名承認公聴会が開かれた。席上、同議長は気候変動リスクに対する中央銀行の対応について、「基本的にそうした対応は議会と民間セクターの問題」「気候変動の物理リスクによって、金融システムの不安定が近い将来に生じるとは思わない」等と慎重な姿勢を示した。
(写真は、上院公聴会で発言するパウエル議長)
中央銀行が金融政策の運営に気候リスクを盛り込む動きは、欧州中央銀行(ECB)を中心に広がっているECBは昨年中に企業を対象とした広範な気候ストレステストを実施。金融……
申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。