HOME8.温暖化・気候変動 |国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)、物理的リスク分析の第6次評価報告第2作業部会報告(AR6 : WGⅡ)。2100年の海面上昇、最善で現状より約25cm、最悪で約75cm(RIEF) |
IPCC001キャプチャ

 

  国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は28日、温暖化の加速による気候変動の物理的リスクの影響や、適応策を分析した報告書(AR6 : 第6評価報告書第2作業部会報告)を公表した。IPCCは、昨年8月公表の第1作業部会報告で「温暖化の原因は人類の活動」であることは「疑う余地がない」と指摘している。その影響で世界の気温が産業革命前から2℃近く上昇すると今世紀末までに干ばつなどで慢性的な水不足に陥る人口が世界全体で8億~30億人になると推計している。

 

 昨年11月の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)では世界の気温上昇を1.5℃に抑える目標を各国が確認したが、各国が温室効果ガス(GHG)削減のために公約した「国が定める削減目標(NDCs)」を合計しても、今世紀末に……

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