HOME8.温暖化・気候変動 |EU経済相会議。カーボン国境調整メカニズム(CBAM)導入で合意。制度化ほぼ決定。先進国間で同等のカーボンプライシング政策をとる「Climate Club」も支持。日本の対応迫られる(RIEF) |
EUcarbonキャプチャ

 

 EU27カ国の経済相会議は、欧州委員会が提案するカーボン国境調整メカニズム(CBAM)の導入で合意した。同制度は欧州議会でも審議中。今回の加盟国ベースの合意で、制度の導入自体は決まったといえる。同制度は、セメント、鉄・鉄鋼、アルミニウム、肥料、電力の5業種を対象に、EUと同等の気候対策を講じていない国からの輸入品に、カーボンコスト分を課税する。2026年からの予定。経済相会議は、CBAM導入に合わせ、先進国のカーボンプライシング政策を整合化する「気候クラブ(Climate Club)」の支持でも合意した。日本の対応が求められる形だ。

 

 (写真は、経済相会議の模様を報告する議長国フランスの経済相、Bruno Le Maire氏)

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