HOME8.温暖化・気候変動 |「金融システムのグリーン化ネットワーク(NGFS)」調査。対象金融機関の過半がグリーン資産分類を実施。フォワードルッキング手法の導入6割。投融資先の排出量把握は比較的進展(RIEF) |
NGFS005キャプチャ

  主要国の中央銀行、金融監督機関114機関で構成する「金融システムのグリーン化のためのネットワーク(NGFS)」は、各監督機関傘下の22カ国の主要銀行・保険会社を対象にした気候対応調査の結果、過半数の金融機関(53%)が、資産のグリーン、非グリーンの分類を実施・開発中との回答を得たと公表した。投融資先の資産のグリーン性やブラウン性の評価のために、シナリオ分析等のフォワードルッキング手法を取り入れた機関は63%に達した。投融資先のCO2排出量を評価する「financed emission」への取り組みがグローバルに進行しているといえる。

 

  NGFSの調査は、「Capturing risk differentials from climate-related risks(2021年進捗レポート) 」で公表された。対象……

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