HOME |バーゼル銀行監督委員会(BCBS)。銀行が抱える気候関連金融リスクを管理する「気候金融リスク原則(仮称)」の制定で合意。銀行向け8分野12原則、当局向け2分野6原則を軸に(RIEF) |
BIS12キャプチャ

 

 バーゼル銀行監督委員会(BCBS、通称バーゼル委員会)は、気候関連金融リスクを監督・管理するための原則を設定することで合意した。「気候金融リスク原則(仮称)」については、今月末に公開する予定だが、これまで公表されていた原案に基づくと、金融機関の気候変動への対応を監督するための国際的共通監督ルールを制定することになる。ルールは原則主義で、自己資本比率規制のような数値基準等は設けない。BCBSでの基本原則の制定で、金融機関の気候対応をチェックする各国の金融当局の歩調がそろうことになる。

 

 (写真は、BCBSが拠点とする国際決済銀行(BIS)=スイス・バーゼル)

 

 合意された原則は、原則主義によるほか、銀行システ……

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