EUのカーボン国境調整メカニズム（CBAM）導入の議論が欧州議会で大詰めを迎える中で、米連邦議会に米国版のCBAMといえるClean Competition Act（CCA）が民主党議員主導で提案された。同法案はカーボン調整を求める対象を米国への輸入企業だけでなく、米国内の対象産業において、当該産業の平均排出量を上回る企業に対しても、カーボン税を徴収する点だ。CBAM税収の75％は対象産業の競争力強化の補助金に充当するが、残りの25％は発展途上国の温暖化対策の支援金とする。

 

　（写真は、法案を説明するホワイトハウス議員）

 

　米国版のCBAMとしては昨年7月に民主党のクリス・クーンズ（Chris Coons、……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン