HOME5. 政策関連 |米連邦最高裁、環境保護庁(EPA)に火力発電所規制の権限なし、との判決。オバマ政権時代のクリーン・パワー計画(CPP)をめぐる論争に決着。バイデン政権の気候対策に制約(RIEF) |
USSキャプチャ

 

 米連邦最高裁は6月30日、ウエストバージニア州などが連邦環境保護庁(EPA)による火力発電所の温室効果ガス(GHG)排出規制をめぐって、EPAに規制の権限はないと訴えていた訴訟で、原告側を支持する判断を示した。判断理由について「石炭からの移行を進めるための規制は環境問題の解決につながるかもしれないが、このような重大な決定は連邦議会に委ねられている」とし、官僚機構による法解釈での政策に限定を示した。最高裁判断はバイデン政権の脱炭素政策に大きな影響を与えそうだ。

 

 訴えていたのは、石炭産地のウェストバージニア州のほか、テキサス、ケンタッキー等の共和党主導の各州と、共和党議員、企業等。訴えによると、2015年8月に当時のオバマ大統領が「Clean Power Plan(CPP)」を打ち出し、……

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