米海洋大気局(NOAA)は8月31日、大気中のCO2の濃度と海面水位が昨年、過去最高を記録したとする報告書を発表した。CO2濃度は前年より2.3ppm(1PPMは100万分の1)上回り、近代の観測史上最高の414.7PPMに、海面水位は衛星観測が始まった1993年に比べて9.7cmの上昇となった。気候変動の進捗は、人類による気候対策の取り組みを確実に上回るスピードで進んでいる。
(図は、2021年の世界各地で微妙に異なる海面水位の上昇の状況)
NOAAが公表したのは年次報告書「気候の現状(State of the Climate)レポート」。NOAAの気候科学者だめでなく、世界60カ国以上の530強の科……
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