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日本郵船、CO2算定に調達先の排出量を含める「スコープ3」基準を 世界の海運会社で初採用 (各紙)

2012-07-20 06:42:13

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各紙の報道によると、日本郵船は船舶や燃料の取引先まで含めた事業活動全般で発生する二酸化炭素(CO2)など温暖化ガス排出量を幅広く算出する新基準「スコープ3」を採用、世界の海運会社で初めて第三者機関から適正との認定を取得した。環境意識が高い荷主からの評価を高め、受注獲得につなげる。


 スコープ3は世界の有力企業が参加する団体などが昨秋に策定。企業の排出量を部材や商品の調達先なども含めて包括的に把握する。企業に同基準を採用する義務はないが、海外では調達先選別の物差しの1つにする動きが広がっている。




 日本郵船は船舶の運航時に加え、船舶や燃料の生産時も含めた排出量を算出。2011年度の排出量は2281万トンだった。取引先の排出量の試算値も開示し、環境の取り組み姿勢をアピールする。