(上図は、CDS契約購入額の直近の推移=CDR.fyi調べ)
脱炭素手段として注目される大気中のCO2を除去する「Carbon Dioxide Removal(CDR)」の市場が動き出した。今年上半期に、グローバルに売買されたCDR契約量は340万㌧で、前年1年間全体に比べて437%増と急増した。まだ契約ベースで実際のCDRの充当は限られるが、今上半期は、脱炭素手段の確保を急ぐ複数の大口契約が相次ぎ急増した。CDRで活用される手法ではバイオマス燃焼とCCSを組み合わせたBECCS(CCS付バイオマス発電)が最も多く、次いでバイオ炭、大気中のCO2を直接回収貯留する(DAC)等の順になっている。
CDRの取引状況をまとめたのは、CD……
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