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中国の石炭採掘拡大、水資源危機につながる恐れ=グリーンピース(Reuters)
2012-08-14 21:13:46
[上海 14日 ロイター] 環境保護団体のグリーンピースは14日、リポートを発表し、中国北部ならびに西部で計画されている急激な石炭採掘の拡大や発電所建設は、国内の水供給に脅威となり、水資源枯渇など深刻な危機につながる恐れがあると警告した。
中国政府は、内モンゴル自治区、山西省、
陝西省、寧夏回族自治区で石炭生産の拡大を計画しており、総生産量は22億トンを見込んでいる。この数字は、2015年までの予想生産量である39億トンの56%に当たる。
また、国内の電力発電戦略の見直しの一環として、2015年までにこれらの地域で新たに16の大型石炭火力発電所の建設を予定している。総設備容量は600ギガワット(GW)を超える見込み。
石炭採掘と石炭火力発電は大量の水が必要で、グリーンピースのリポートによると、2015年までに最低でも99億8000万立方メートルの水が消費される。この数字は中国の黄河の年間水量の6分の1に上るという。
グリーンピースはまた、大型石炭火力発電所の建設は地下水の枯渇や汚染につながると指摘し、「もし中国政府がこの計画を推進すれば、既に(水資源の少ない)中国西部に多くの水危機をもたらす」と警告した。同団体によると、実際、内モンゴル自治区では石炭採掘の拡大から砂漠化が進んでいるという。
http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPTYE87D03F20120814
中国政府は、内モンゴル自治区、山西省、
陝西省、寧夏回族自治区で石炭生産の拡大を計画しており、総生産量は22億トンを見込んでいる。この数字は、2015年までの予想生産量である39億トンの56%に当たる。
また、国内の電力発電戦略の見直しの一環として、2015年までにこれらの地域で新たに16の大型石炭火力発電所の建設を予定している。総設備容量は600ギガワット(GW)を超える見込み。
石炭採掘と石炭火力発電は大量の水が必要で、グリーンピースのリポートによると、2015年までに最低でも99億8000万立方メートルの水が消費される。この数字は中国の黄河の年間水量の6分の1に上るという。
グリーンピースはまた、大型石炭火力発電所の建設は地下水の枯渇や汚染につながると指摘し、「もし中国政府がこの計画を推進すれば、既に(水資源の少ない)中国西部に多くの水危機をもたらす」と警告した。同団体によると、実際、内モンゴル自治区では石炭採掘の拡大から砂漠化が進んでいるという。
http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPTYE87D03F20120814