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北極海の氷、過去最小の規模に 400万平方キロ割れも 温度上昇要因か(各紙)

2012-08-26 16:23:49

小さくなる北極の氷
 

小さくなる北極の氷


各紙の報道によると、宇宙航空研究開発機構は25日、北極海を覆う海氷の面積が24日現在で421万平方キロと、過去最小の規模に縮小したと発表した。観測データによると、これまでは2007年9月の425万平方キロが最小だった。例年9月中旬ごろに最小になるため、さらに400万平方キロを割り込む可能性が高い見通し。

 同機構によると、氷が解けている理由は、最近の北極域の温度上昇などの影響が大きいと推定されている。機構関係者は「海氷面積の減少ペースがここまで速いのは予想外。1980年代の半分程度」と指摘している。当初、最小記録の更新は9月とみられていたが、気温の上昇等で早く到達した。

 定点観測データ:http://www.ijis.iarc.uaf.edu/cgi-bin/seaice-monitor.cgi?lang=j