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環境省戦略:洋上風力、原発8基分に 「浮体式」商用化で(毎日)

2012-08-31 09:51:37

浮体式洋上発電機=椿山公撮影
環境省がまとめた、再生可能エネルギー4分野を大きく伸ばすための戦略が30日判明した。「2030年時点で原発ゼロ」を選択した場合、政府の試算では4分野で総発電量の約10%をまかなう必要があるため、潜在力が最も高い「洋上風力発電」を30年には原発約8基分にあたる803万キロワット(10年度は3万キロワット)に伸ばす目標を設定。海上に発電設備を浮かせる「浮体式」技術を20年までに商用化する必要があると位置づけた。

 31日に公表する。野田佳彦首相は原発ゼロにした場合の

浮体式洋上発電機=椿山公撮影


課題を検討するよう関係閣僚に指示しており、この戦略で再生可能エネルギーによる代替は可能だと示す狙いもある。

 4分野は▽洋上風力▽地熱▽バイオマス▽波力・潮力。戦略は原発ゼロを事実上想定し、原発約20基分の電力を4分野でまかなう策を提示。洋上風力については、海底に発電施設を固定する「着床式」が商用段階にあるとして、▽20年までに「浮体式」の商用段階化を確立する▽20〜30年に双方を普及させる−−とした。

 

http://mainichi.jp/select/news/20120831k0000m010116000c.html