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岐阜新聞が 新聞用紙に地元岐阜県産の木材利用協定 森林の荒廃防止、地球温暖化にも貢献(各紙)

2013-08-02 18:04:16

県産の木材を新聞用紙に積極利用する協定を結んだ岐阜新聞社の碓井洋社長(左端)ら=2日、岐阜県庁
県産の木材を新聞用紙に積極利用する協定を結んだ岐阜新聞社の碓井洋社長(左端)ら=2日、岐阜県庁
県産の木材を新聞用紙に積極利用する協定を結んだ岐阜新聞社の碓井洋社長(左端)ら=2日、岐阜県庁


岐阜新聞社は2日、新聞用紙の原料として、岐阜県産の木材を積極利用する包括協定を、同県森林組合連合会や中越パルプ工業(富山県高岡市)と結んだ。スギやヒノキの間伐材を年間300トン以上使うことを目指す。間伐を進め、森林の荒廃を防ぐのが狙い。他の新聞社の追随が期待される。

 岐阜県庁で開いた協定の締結式で岐阜新聞社の碓井洋社長は、「岐阜県は県土面積の80%以上が森林を占めるが、手入れ不足や安い外材の輸入で、荒廃している」と指摘したうえで、「3者が意見を交わし、県産材の活用拡大をアピールしていきたい」と話した。

 

森林の手入れや活性化が進むと、森林による温室効果ガスの吸収力も向上する。わが国の新聞社は、おしなべて読者の『紙離れ」に直面して部数は伸び悩んでいるが、地元産業と地球温暖化に貢献する新聞社としてのアピールが、地域に受け入れられると、部数の回復も見込める。

岐阜新聞のサイト http://www.gifu-np.co.jp/