イスラム教の神学者や政策担当者、活動家らが来週初め、気候変動対策での“イスラム宣言”を出すという。先にローマ法王が温暖化対策への取り組みを求める「回勅」を出したことを意識しているという。温暖化対策で宗教界が競い合うことは、双方の信者からも歓迎されそうだ。

 

　温暖化問題でのイスラム教徒の国際会議は、トルコのイスタンブールで２日間の予定で開かれる。年末にパリで開く国連の気候変動枠組条約第21回締約国会議（COP21）に向けた取り組みであると同時に、6月にカトリックのローマ法王フランシスが出した「温暖化対策回勅」への“対抗”的な意味もありそうだ。

 

　会議は、イスラミック・レリーフ・ワールドワイド、生態系・環境科学のためのイスラムフォーラム、グリーン・フェイス等が共同で開く。会……

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