HOME |エネルギー最大手エクソン 1970年代後半には化石燃料が温暖化を引き起こし、重大な結果をもたらすと知っていた。が、その10年後には温暖化懐疑論キャンペーンを展開。その背景は?(RIEF) |

 エネルギー最大手のエクソン(現エクソンモービル)は、地球温暖化問題が世に知られるかなり以前の1977年に、自らが扱う化石燃料の使用で発生するCO2(二酸化炭素)が温暖化を引き起こし、人類を危機に直面させると評価していたことがわかった。

特に80年代には、最終的には人類の存亡に影響することを解明していた。にもかかわらず、80年代後半以降、温暖化懐疑論や反温暖化企業にキャンペーン資金を投じて、温暖化の原因をあいまいにする世論作りを目指してきた。

 

 この問題は今年7月、 エクソンの気候対策を担当してきたLenny Bernstein氏のEメールが公表されて話題を集めていた。同氏はエクソンが気候問題に関心をもち、内部で調査を始めたのは、1988年にNASAの気候学者James Hansen氏が米議会で証言して世界的に関心が高……

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