米電気自動車のテスラモーターズのCEO、イーロン・マスク氏は、独ベルリンで開いた会議で、フォルクスワーゲンの不正排ガス操作問題で、「ディーゼルエンジンやガソリンエンジンの可能性の限界が来たということ。今こそ新たなテクノロジーの時代に移り変わる時」と指摘した。

 

　マスク氏の発言は、ベルリンで開いた独連邦経済エネルギー省会議で行われた。同氏は、今回のフォルクスワーゲンの不祥事を「明らかな悪事」と断定したうえで、この問題で世界が考えねばならないことは、旧来の自動車がCO2排出を続けているということ、と指摘した。

 

　マスク氏は、「われわれが大気や海洋に放出したCO2などの人類由来の化学物質に対する対応を根本的に変えるための行動を今、とることが際めて重要」と続けた。石油燃料に依存しつつ、その副産物……

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